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『覆面作家企画8』 BブロックB01~B04 感想と覚え書き
『覆面作家企画8』BブロックB01~B04の作品読了しました。
以下、ネタバレありの感想と覚え書きです。覚え書きは、各作者様のサイト巡回をほぼできていない状態で、独断と偏見による独り言をつらつらと書いています。
B01 『―― ス・ガ・ル・テ』
■感想
怖いいいい! これ、一人でいる時読んだらアカンやつやないですか!
と、ネイティブ言語で震えてしまう作品でした。
母と娘の歪んだ絆も怖いし、畳みかけるような描写も怖いです。
毎日毎日主人公に訪ねて来られ、自宅で安らぐこともできず恐ろしかったでしょうに、杉谷さんが本当にお気の毒です。
こういう優しい人だから寄って来られるのでしょうか? 後味が悪く後に引きます(褒めてます)

■覚え書き
作者さんの印象。ホラー初書きではないですよね、なストーリーテラー。実に魅せます、読ませます。
「部屋々々」という表記が心に留まる。カッコいいな。
ルビ多し。手間暇をかけるのを惜しまない方。フェイクにも計算を尽くしていそう。
ドロドロとした女の情念が真に迫るので女性作者さんでしょう。
タイトル、――の後に空白。こだわりを感じる。


B02 『フーガには二つ星を連ねて』
■感想
勇敢になりたかった少年と、彼の目に惹かれた魔物の異種交流譚。
主人公のフレイは、人間の友人たちもたくさん持つことができたけれど、一番大事な友達は、自分の事を愛しげに「アチの星」と呼ぶ、マアグの娘=ジュールノアの古窪の主(でよいのでしょうか?)だったのかなと思います。
フレイが少年たちに送られて、森へ入って行く時の描写が好きです。暗闇の中で、聞こえるもの触れるもの全てに悪意を感じつつ、やってやるんだという少年の気概が感じられるところ。

■覚え書き
ハイファンタジーがお好きな方では。
「雄牛一頭を一ファルガン」とか、毛ハタキの材料とか、短い中にも細かな設定が据えられている。
お若い作者さんではないですかね。わーい! 書けたー! 読んで読んでー! と作品を投稿されたのかなあという勢いと喜びを感じます。
推敲を重ねるタイプの方ではないと思う。


B03 『ジャクリーンの腕』
■感想
一度読了してから読み直すと、印象ががらりと変わる、一粒で二度美味しい作品でした。
クリフは残念な弟子じゃなくてハイスペックだった!
人間の感性って当てにならないなあという皮肉を感じつつ、三人のキャラクターがそれぞれには魅力的なので、読了感はとても爽やかです。
フィリップは、外出時にステッキを持ちシルクハットを被って行く、英国紳士のイメージで脳内再生致しました。

■覚え書き
面白くて品がある。なめらかに読ませる文章。ごく自然に漂う嫌味のない上流感。
ピアノ、ご自身で弾かれるかもしくは、クラシックに造詣がある方かな。
どうしよう、素敵なマダムしか浮かんでこない。


B04 『マリー・アントワネットの手を取って』
■感想
マリー・アントワネットと名付けられた少女の独白。利発でおしゃべりな女の子の、勢いに押されるまま一気に読みました。
彼女をさらって連れ回してゆく謎の男の偽名を、アマデウスとなさったのが実にお洒落。
母親を「ママン」と呼ぶ国の娘に、「フロイライン」と呼び掛けている。この時点で彼、「自分、外国人ですから」と明かしていたわけですね。
何らかの政治的な活動の隠れ蓑とされながら、様々なことを教えてくれた男に恋をし、捨てられ(恋愛的な意味ではなく)、激動の時代を逞しく生きてゆく、マリー・アントワネットに好感を覚えずにはいられません。
アマデウスもまた、情があったからこそ、妹には見えなくなってきた彼女に害が及ばぬように、離れて行ったのかなとも思います。

■覚え書き
世界史好き、あるいは、歴史雑学好きな方。
モーツアルトとマリー・アントワネットの逸話を持ってきますかー!!
これはやっぱり女性作者さんかな。お友達になりたい。お話も好き。
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