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サイト更新&執筆の記録と頂いたメッセージへのお返事。
『王女殿下の不機嫌日』UP
『赤と白の大陸』シリーズの、読み切り掌編『王女殿下の不機嫌日』をUPしました。
目測を誤りまして、予告よりも公開が、遅れてしまいまして申し訳ありません。
以下、あとがきです。
「マルグリット」という王女の名前に、お気づき下さった方がおいでかもしれませんが、この作品は連載中の『黒衣の女公爵』の主人公である、グネギヴィットの両親のエピソードにあたります。
具体的な国名、地名、人名をぼかしたのは、特に出さなくても話は進みますし、何より単品作品として、『黒衣』未読の方にもとっついていただきやすいかな? という考えがあったからです。

マルグリットの名前は、昔観た映画『王妃マルゴ』(フランス王妃の名前です)から。
デデューエの名前は、シンクロの水の妖精、ビルジニー・デデューからとりました。

この物語の構想、といいますか、マルグリットとデデューエの関係は、『黒衣』の執筆中に生まれたものでした。
グネギヴィットの母マルグリットは、当初「王妹」で、病弱なので外国に輿入れせずに降嫁した、という設定にしておりました。
が、執筆途中で、性格設定の問題から、やっぱり「王姉」にしようと思い立ち……。安易に変えてしまったのはいいのですが、後になってから、マルゴは早くても二十代の後半で、やっと第一子を出産している計算になることに気付きました。
別に、それはそれでありだとは思うのですが、作品世界内での適齢期(こんな言葉がなくなったような現代日本だと、二十五は若いなあと感じる花嫁さんですよね)や、王女という立場から、成人してすぐにも結婚していてよさそうなものなのに、何故だろう? と。
自作品にツッコミを入れたところで、舞台裏のエピソードがぽろりと生まれることになりました。
物語にするつもりはしていなかったのですが、気分転換にちょろちょろっと書き出してみると、楽しくなってしまって、つい。

『赤と白の大陸』シリーズは、こんな感じで書いている物語群です。
なので、歴史が後ろへ後ろへと逆行し……、なかなか前へ進んでくれません(苦笑)
この短い話の中にも、
突然政略結婚で、隣国に嫁ぐことになってしまったドロティーリアの「幼妻奮闘記」だとか、
子持ちの男やもめに惚れてしまったメルグリンデの「押しかけ女房プロジェクト」
といったネタのもとが落ちておりまして……。ああ、いかんいかん。

登場人物を一人生むと、性格や容姿を設定しながら、その環境や経歴を考えてしまいます。
何故その人が、そんな人間に育ったのかという。
反対に、どんな経験が、その人物をそんな人間にしたのかという。

……あとがきなんだか創作談義だかわからないことになってしまいました。

完全無欠な存在を書くよりも、私は人間臭さを書くのが好きです。
物語を書くというよりも、人間を書きたいのかもしれません。
楽しんでいただけたなら幸いです。
2009/04/28(火) 14:20:18 | その他更新 | Trackback(-) | Comment(-)
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